#35 ねこのはなし その4 −パセオ・ドブレ−

数日前から、思うままに書いています。よろしければお付き合いください。

(「その1」からお読みになりたい方はこちらから)

散歩道の植物や動物

昨日は晴れてはいたものの比較的涼しく、過ごしやすかった。

午後も気温がそこまで上がらなかったので、散歩はいつもより早めに出た。まだ日が高い。

ノッティは少し離れた別の場所でお散歩中だったが、私の姿を見てわざわざ駆け寄ってきたので、結局いつものコースを一緒に歩いた。

折り返し地点で休むノッティ。

ふぅ、たくさん歩いたよ

ちょっとわかりにくいが、彼の頭上に小さな丸い赤紫の花が咲いているのが見えるだろうか。

これはゴボウの花らしい。アザミに似てちくちくトゲがあるが、葉のかたちがアザミと全く違うのである時調べてみたら、ゴボウだとわかって仰天した。

ゴボウの花

この散歩道には結構生えている。日本の種類とは少し違うのかもしれないが、なぜか村にゴボウが自生している。誰も食用にはしていないし、私も掘り起こしてはいないけれど。

ゴボウ、大きなものは1m以上にもなる

さて、来た道を戻るべく歩き出す。たまに、振り返るといない。あ、草むらでネズミを見つけたらしい。

一瞬ひやっとするが、ハンティング中だった

野には野ネズミがかなりいる。ねずみ色というより少し茶色っぽく、地面や斜面に穴を掘って生活している。

ノッティの場合、捕獲に成功するのは何回かに1回。ハンティングはびっくりの方がうまい、彼女は散歩にはついてこないけれど。

ダブル散歩

ねこと散歩に出るとあまり遠くへ行けないことは、その3でちらっと書いた。

いかんせんニンゲンには足りないので、ノッティとの散歩のあと時間が許せば、ひとりでもう一度、今度は普通の距離を歩くことにしている。パセオ・ドブレ(ダブル散歩)と勝手に名付けた。

たとえ数百メートルであっても、往復すればねこは疲れて一休みしたくなるので、一旦家に入ったノッティはもうついてこない。

昨日は2度目の散歩で、村の東側の葡萄畑まで行ったら、ぶどうがいい感じに育っていた。

品種はテンプラニージョ

村のワイナリーの建物が地平線に見えるこの場所が大好き。アリホ(arijo)という名の畑で、スペイン語で「土地がやせた、耕しやすい」という意味だそう。

アリホの畑、地平線の真ん中に見えるのがワイナリー

葡萄畑の周りでは、黄金色の麦たちが収穫を待っている。

収穫間近の麦畑、これはおそらくライ麦

心地よい風と光を浴びながら家に帰り着くと、休憩十分のノッティが私と入れ替わりに出かけていった。

マロンがいなくなった心の穴は、まだ埋まっていないのかもしれない。これからも、埋まることなんてないかもしれないけれど。

夕方からまたひと巡りかふた巡り、いつも彼らはどこかへ出かけていく。ニンゲンの知らない、ねこの日課。

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